冬至・一陽来復

12月22日の00:03に二十四節気の冬至（太陽黄経270度）を迎えます。

四季にはそれぞれ、初・仲・晩と約30日（30度）ずつの小さな節目が与えられています。冬の季節でいうと、立冬〜小雪〜大雪の前日までが「初冬」、大雪〜冬至〜小寒の前日までが「仲冬」、小寒〜大寒〜立春の前日までが「晩冬」になります。現在は「仲冬」に当たります。

冬至は、陰の気と陽の気が切り替わる「時の峠」そして太陽が復活する日でもあります。ここから再び夏至に向かって太陽の力が活気づいてきます。また、西洋占星学では冬至は太陽が山羊座入りするときを表します。

「一陽来復」は中国の易経にある言葉で、陰が極まって陽に転ずること、冬が終わりを告げ春がやって来ること、悪きことが去り良き方向へ向かうことを表します。

年末に向かって慌ただしい時間が流れていますが、ちょっと手を止めて、冬空に浮かぶ太陽の光を浴び、陽の気を取り入れてみるのもいいですね。寒さはまだまだ厳しいけれど、太陽は一歩先を見据えて動き始めています。

今年の夏至から冬至までの半年を振り返ってみるのもいいかも。そして、この冬至から来年の夏至までの半年を思い描いて目標や計画を立てたりするのもオススメです。

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